日本一の高校生

塾の卒業生が、テスト前で自習に来てくれる。

いたってマジメな子だ。

日本のものづくりに感動し、昨年度、工業高校を推薦で合格した子だ。

どうしても、機械をやりたいと入学を決意した。

なんと、ソーラーバイクの大会で、日本一になった。

１００KMの最短タイムを競う大会で、ソーラーバイクの製作もする。

ドライバーだけでなく、メカの技術もとわれる大会だ。

まだ、高１にも関わらず、日本一になった。

自分の好きなことに集中することは、ここまでのパフォーマンスを生む。

もちろん、彼なりの努力もあったに違いない。

しかし、それは自分の夢のためだった。

大変だろうケド、彼にとって努力したという実感はないかもしれない。

日本一の経験は、きっと彼を押し上げてくれる。

素晴らしいと、何度言っても足りない。

彼は、中学のときから自分の得意なこと、長所を伸ばしていった。

苦手を棚に上げることは、勇気がいったと思う。

でも、自分の長所を知り、信じ、磨き上げた。

彼を見ていると昔の自分を思い出す。

今日も楽しかった。

ｂｙ野寺

真岡市・宇都宮市の進学塾

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