逆転合格。

あなたは息子が高校に逆転合格をするのを見るとワクワクしますか？

私はＹＥＳです。

以前のブログに、書いた子がいる。

合格まで100点足りないといわれていたＨ君だ。

夢は自動車の仕事につくこと。

親との相談の上、私立ではなく、県立高校に行くことになった。

しかし、現実は甘くなかった。

点数も足らず、実力も足らなかった。

数学の初期の問題でも、正解はあやしかった。

学校でも県立については、よい返事をもらえなかった。

高校の倍率も高かった。

まさに、四面楚歌だった。

Ｈ君はしょげていた。

学校でも受からないとバカにされていた。

私の所に来たときは、すでにそんな状態だった。

「Ｈ君、合格したい？」

ストレートにきいてみた。

「そりゃ、合格して、高校生になりたいです」

その後、彼と話をしてみると、

Ｈ君は、合格する価値をちゃんともっていたのだ。

そのために、彼に課した課題は、1週間にノート１冊。

３年分の総まとめの問題をといてきて、金曜日の午後１０時までに私に見せるという

ものだった。

その週、Ｈ君は課題をやってきた。

「いける。」

そう、彼は私に思わせてくれた。

私の中に、努力して合格するＨ君を思い描かせてくれた。

それから、Ｈ君は、毎週やってきた。

私はＨ君のためにノートを買いだめして、来るたびにあげた。

塾から差し上げたのだけで１０冊以上のノートがなくなっている。

そして、受験を向かえ、中学校を卒業し、発表の日を迎えた。

結果から言うと、Ｈ君は発表の日に姿を見せなかった。

他の生徒からは、合格の連絡がひっきりなしにあった。

そして、先週・・・

誰かが塾にやってきたと思ったらＨだった。

「あの・・・塾長・・・オレ・・・」

「うん・・・」

「・・・うかりました」

「はぁ！？」

「ですから、県立に受かりました！」

それから、どう喜んでいいのか分からなかった。

とりあえず、Ｈをハグしたり、たたいたり、こすぐったりした。

よかった。

奇跡をおこしたのだ。

彼の中には一生残るだろう。

１日１０Ｐ、１週間ノート１冊の勉強はきつかった。

でも、ちゃんと俺は合格できた。

やればできるんだ。

それに気付いただろう。

本当によかった。

これからも自分らしさを大事になＨ。

共にがんばれてよかった。

今日も楽しかった♪

ｂｙ野寺

真岡市・宇都宮市の進学塾

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