本気の自分になる価値とは？

クラスのT君が実力テストの点が上がらずに悩んでいる。

彼も、彼の親も地域NO1進学校に入ることが目標だ。

中々点が上がらず、親もそれを不安に思った。

なんど打ち合わせを重ねたか分からない。

T君は考えるのが強い子だった。

それだけに大きな壁がT君にある。

「自己流」だ。

自分の思いや今までの習慣を抜け出せずにいたのだ。

塾のプログラムではなく、今までの自分の中に上手くいったことだけに焦点が行く。

その状態は続き、３者面談があった。

そこで、このままでは志望校の危機だと悟った。

そのとき、私とT君は自分の目標やヴィジョンについて話すことになった。

T君は志望校はそのままにしたい気落ちが強い。

しかし、点数が追いついていないことを気にしていた。

私は合格するためには、自分を変える必要があることをT君に提案した。

T君は「やってみます」といって、ほぼ、塾のプログラムをこなしている。

今思えば、何の保証も無いのに自分を変える決断を、わずか１５才の子供がしたのだ。

そして、T君は、この間の実力テストで今までに無い手ごたえを得たそうです。

通常３ヶ月かかるプログラムを１ヶ月半でこなすスピードで、ガンガン進めてきます。

「何のために、それをがんばるの？」

とT君に言ってみました。

「やっぱり県立に行って、親を喜ばせたいって思いがあります」

私は毎日のように子供たちと話をします。

その中で思うのは、勉強は自分のためといわれていますが、

子供たちにとってみたら、誰を喜ばせるためかだったりします。

よくなった自分を見たい。

そして、良くなった自分を喜んでくれるところを見たい。

子供たちはもう知っています。

親や家族、自分を信じてくれる人のために、本気の自分になる価値を。

だから、私は、T君を必ず勝たせます。

それが、私達が唯一、仕事をしていい理由です。

今日も楽しかったです♪

ｂｙ野寺

真岡市・宇都宮市の進学塾

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